そして今後の株価はどう動く?
自動車業界は今、大きな変化の時を迎えています。ガソリン車からEV(電気自動車)への移行が進み、各メーカーは生き残りをかけて戦っていますね。
そんな中で、日産とホンダが提携!?と言うワクワクのニュースがありましたが、結局うまくいきませんでしたね。。。もし提携が実現していたら、日本の自動車業界にとって大きな意味があったかもしれません。
なぜ日産とホンダは手を組めなかったのか? そして、この出来事が今後の株価にどんな影響を与えるのか? を考察してみます。
1. なぜ日産とホンダは提携しようとしたのか?
日産とホンダが提携を考えた理由は、大きく3つあります。
① EV(電気自動車)時代への対応
世界ではガソリン車がどんどん減り、EVへの移行が進んでいます。しかし、EVの開発には莫大なコスト(お金)がかかる ため、1社だけでは厳しいのが現実です。
トヨタはスバルやマツダと協力しながら開発を進めていますが、日産とホンダは単独で戦っていました。そのため、「一緒に開発すれば負担を減らせる」と考えたのです。
② 世界での競争に勝つため
EV市場では、アメリカのテスラや中国のBYDが急成長 しています。日本メーカーが勝ち残るには、もっと競争力を高めなければなりません。日産とホンダが協力すれば、技術力や販売力が強化され、大手メーカーと戦いやすくなるはずでした。
③ コスト削減
EV開発には電池やソフトウェアなど、新しい技術が必要です。それらを1社で開発するとコストが高くなりますが、複数のメーカーで協力すれば開発費を抑えられる というメリットがありました。
2. では、なぜ提携は実現しなかったのか?
結局、日産とホンダの提携はうまくいきませんでした。その理由は、大きく3つあります。
① 企業文化の違い
• 日産 はフランスのルノーと長年提携しており、「海外メーカーと協力すること」に慣れていました。
• ホンダ は昔から「自社の技術にこだわる」方針を持っており、他社と深く組むことを避けてきました。
この考え方の違いが、提携を難しくしたと言われています。
② EVへの考え方の違い
日産とホンダでは、EVの開発方針が異なっていました。
日産
ホンダ
EVの考え方
100%EVに移行(ガソリン車を減らす)
EVだけでなく、ハイブリッドや水素も重視
技術戦略
電池の開発に力を入れる
EV以外にも幅広く対応
ホンダは「EV一本化」には慎重で、ハイブリッド(HEV)や水素(FCV)にも力を入れています。日産とは方向性が違ったため、提携が難しくなったのです。
③ 日産の経営問題
提携が話し合われていた頃、日産はゴーン事件の影響 で経営の立て直しに苦しんでいました。
• 前会長カルロス・ゴーン氏の逮捕後、経営が混乱
• ルノーとの関係を整理する必要があった
• コロナ禍で業績が悪化
このような状況で、新たにホンダと提携を進める余裕がなかったのです。
3. 今後の株価にどう影響するのか?
では、この提携破綻は日産とホンダの株価にどんな影響を与えるのでしょうか?
◆ 日産の株価の見通し
日産はEV開発をさらに加速する必要 があります。競争が激しい市場で勝ち残るには、価格を下げたり、魅力的な新車を出したりすることが大切です。
もしEV事業が成功すれば、株価は上がる可能性があります。しかし、テスラやBYDとの競争に負ければ、業績が悪化し、株価が下がるリスク もあります。
注目ポイント
• 新しいEV(アリア、サクラなど)が売れるか?
• ルノーとの関係整理が成功するか?
• 中国やアメリカ市場での販売状況
◆ ホンダの株価の見通し
ホンダはEVだけでなく、ハイブリッドや水素技術も活用する戦略をとっています。さらに、GM(ゼネラル・モーターズ)と提携 し、EV開発のスピードを上げています。
また、ホンダには二輪(バイク)事業 という安定した収益源があり、四輪事業が多少苦戦してもリスク分散ができる点も強みです。
注目ポイント
• GMとのEV開発がうまく進むか?
• ハイブリッドや水素技術が今後も売れるか?
• バイク事業の売上が維持できるか?
ホンダはリスクを分散しているため、長期的に安定した成長が期待できます。
4. 投資初心者はどう考えればいい?
今回の提携破綻により、日産とホンダはそれぞれ**「独自の道を進む」** ことを選びました。
• 短期的に成長を狙うなら日産株(EV市場で成功すれば株価が上がる可能性)
• 長期的な安定を求めるならホンダ株(EVだけでなく、バイクやハイブリッドも強い)
ただし、どちらの株もリスクがあります。投資をするなら、会社の動きや市場の変化をしっかりチェックすることが大切 です。
投資初心者の方は、一気に大きな金額を投資するのではなく、少額から始めて様子を見るのが良いでしょう。
まとめ
日産とホンダは提携交渉を進めていましたが、企業文化や戦略の違いから、最終的に提携は実現しませんでした。
この結果、
• 日産はEV一本化の道を進み、競争に勝てるかが鍵
• ホンダはEVだけに頼らず、リスクを分散しながら成長を狙う
どちらが成功するかはまだ分かりませんが、「どちらの戦略がうまくいくか?」を慎重に見極めることが重要ですね^_^
へぃへぃ。的には、提携して欲しかったんですけどね〜残念。
中小企業でも経営陣と現場との考え方が違うと大変ですもんね〜。。。
へぃへぃ。でした。