人生100年時代、老後の生活に不安を抱える30〜40代の家庭世代にとって、「国民年金」と「生活保護」は現実的な選択肢として知っておきたい重要テーマです。
某政治家が「国民年金」が「生活保護」より支給額が少ない点について発言されていましたし。。。謎の多い制度の一つだと思います。
本記事では、両制度の違いをわかりやすく整理し、「本当に年金だけで暮らせるのか?」「生活保護は誰でも受けられるのか?」という疑問に向き合いながら、今からできる備えについて掘り下げて考察していきます。
国民年金とは?
国民年金は、20歳〜60歳のすべての人が加入対象の公的年金制度です。老後に最低限の生活を支えるための「基礎年金」であり、自営業者・フリーランス・学生・無職の人も対象になります。意外と知られていないですが、外国人への生活保護支給も行われています。
● 保険料と給付額(2025年4月時点)
- 月額保険料:16,980円(定額)
- 満額(40年納付)受給時の年金額:年間約80万円(月額 約66,000円)
● ポイント
- 単身者の場合、年金のみでは家賃・光熱費・食費をまかなうのは厳しい。
- 未納があると、さらに受給額は減少。※未納分は一括で支払うことが出来ます。
生活保護とは?
生活保護は、収入や資産がなく、生活が困難な人の「最後のセーフティネット」。収入状況や家族構成に応じて、国が生活費・医療費・家賃などを補助してくれる制度です。
● 受給条件
- 資産がないこと(預金・不動産・車など) → 貯金は全て開示。保険は解約必須。車等は生活に必要であれば認められるケースあり。
- 働けない理由がある、または収入が保護基準以下
- 家族・親族からの支援が期待できないこと → 盲点かと思いますが、親・兄弟にまで支援の可否に関する通知が行われます。受給を秘密にしたい方は、大変かも?
● 支給内容(例:都市部単身者)
- 生活扶助:約6〜8万円
- 住宅扶助:上限5万円前後(純然たる家賃のみ、共益費とかは別なのは注意が必要)
- 医療扶助:医療費は自己負担ゼロ
→ 合計で月10〜13万円程度受けられることも
国民年金 vs 生活保護:違いを一覧でチェック
項目 | 国民年金 | 生活保護 |
---|---|---|
主な目的 | 老後の最低限生活の保障 | 今現在の最低限生活の保障 |
受給資格 | 40年納付で満額受給可能 | 所得・資産が基準以下、審査あり |
月額受給額 | 約66,000円 | 約100,000〜130,000円 |
医療費 | 自己負担あり | 完全無料(医療扶助) |
家賃補助 | なし | あり(住宅扶助) |
受給時の印象 | 一般的 | 社会的に偏見があることも |
国民年金 vs 生活保護 〜金額比較〜
以下の数値は、単身者が老後に受け取る金額をシンプルに比較したものです。

制度 | 月額受給額 |
---|---|
国民年金(満額) | 66,000円 |
生活保護(平均) | 115,000円 |
※実際は地域や家賃、健康状態によって異なります
老後に向けてどう備える?30〜40代がやるべき3つのこと
1. iDeCo・新NISAの活用で“自分年金”を作る
国民年金はあくまで最低ライン。自分で積み立てることで、老後の収入源を増やすことができます。
iDeCoは、60歳まで基本解約不可。退職金的な運用、経費計上をするならオススメ♪
新NISAは、非課税投資枠を上手く運用して節税。貯金するなら運用がオススメ♪
2. 固定費の見直し+生活コストの最適化
家計の見直しで将来に向けた“余白”を作り、将来的な生活保護依存リスクを下げましょう。
3. 副業・スキルアップで収入の複線化
特にフリーランス・自営業は年金が薄くなりがち。収入源を増やして老後の備えに直結させることが大切です。
まとめ:制度を知ることは、未来への最大の備え
「国民年金だけでは暮らせない」—これは事実です。 しかし、「生活保護があるから大丈夫」と思うのも危険。制度はあっても、受けるには条件や社会的なハードルがあります。
現状、外国人への生活保護支給のハードルの方が低いような気もしなくもないのですが。。。受給には人それぞれが抱える問題があり、本当に必要な方に行き届けば素晴らしい制度の一つ。
ただ、、、否定はしたくありませんが~制度を悪用している方が居るのも事実。
この問題は闇が深いようで、、、また後日。
今のうちから備えることで、将来の自由度は大きく変わります。iDeCoやNISAを活用し、生活コストを見直し、自分の未来に“選択肢”を残しておく。それが私たち子育て世代のサラリーマン世帯(30〜40代)の今できる、最も現実的で賢い資産戦略なのです。
へぃへぃ。でした。
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