子育てをしていると、毎日があっという間に過ぎていきますよね。
朝起きて、ごはんを作って、保育園や学校の準備をして…。
夜は寝かしつけたと思ったら、自分はもうヘトヘト。
ふと気づくと、「あれ?今日も子どもとちゃんと向き合えたかな?」
そんな風に思った経験、ありませんか?
そんな忙しい日々のなかで、あるアニメに心を打たれました。
それが 『葬送のフリーレン』 という作品です。
■ 魔王を倒した“その後”の物語
『葬送のフリーレン』は、ちょっと風変わりなファンタジーアニメ。
舞台は「勇者が魔王を倒した後」の世界です。
物語の主人公は、長命種であるエルフの魔法使い・フリーレン。
彼女は、人間たちと共に魔王を倒したものの、その仲間たちが次々と年老いて亡くなっていく様子を見届けることになります。
人間の寿命の短さ。
一緒に旅をしたはずなのに、その人のことを何も知らなかった後悔。
そんな彼女が、亡き仲間たちの想いをたどる旅に出るところから物語は始まります。
■ 時間の価値に気づかされる
このアニメを観ていて、何度も胸に刺さる言葉がありました。
「もっと、知ろうとすればよかった」
これは、フリーレンがかつての仲間・勇者ヒンメルの墓前で呟いたセリフです。
一緒に過ごした時間はあったはずなのに、彼の好きなこと、考えていたこと、人生の想い…。
それを「知ろうとしなかった」ことへの後悔。
この気持ち、どこか子育てと重なると思いませんか?
毎日忙しくて、つい「また今度ゆっくり話そう」「そのうちわかってくれる」と流してしまう。
でも、子どもたちの成長はあっという間。
昨日できなかったことが、今日できていたりする。
そういう一瞬一瞬を、もっと大切にしようと思わせてくれる作品なんです。
■ 登場キャラクターから学ぶ“人との向き合い方”
物語を彩る登場人物たちも、それぞれが本当に魅力的。
彼らの生き方からも、たくさんのことを学べます。

● フリーレン
長寿ゆえに感情を抑え、淡々と生きてきたフリーレン。
でも、旅の中で人間の優しさや弱さに触れ、少しずつ変わっていきます。
無表情だった彼女が、ちょっとずつ笑ったり、怒ったりするようになるんです。
→「人は変われる」ことを、彼女が静かに証明してくれます。
● フェルン
フリーレンに引き取られた少女で、真面目でしっかり者。
でも、年相応に悩みも抱えていて、フリーレンに対してちょっと反抗することも。
そんなフェルンの姿は、まるで成長していく我が子のよう。
→「子どもにも心がある」という当たり前を、改めて教えてくれます。
● シュタルク
見た目は頼りがいのある戦士だけど、中身はビビりで優しい青年。
失敗を恐れながらも、大切な人を守るときは全力で立ち向かう姿が熱い!
→「勇気って、怖くないことじゃなくて、怖くても踏み出すこと」だと教えてくれるキャラクター。
● ヒンメル
すでに故人である勇者ヒンメル。彼の存在は、回想や仲間たちの言葉を通じて何度も描かれます。
一見キザだけど、誰よりも優しく、周囲を明るく照らす存在。
彼の生き方が、フリーレンにも、他の仲間にも深く影響を与えています。
→「死んでも残るものがある」ことを、彼が身をもって教えてくれます。
■ 忙しい親だからこそ観てほしい
子育てをしていると、「今を大切にする」って本当に難しい。
でも、この作品はそんな忙しい私たちの心に、優しく問いかけてくれます。
「本当に大切なこと、見逃していませんか?」
「“当たり前”が、永遠じゃないことに気づいていますか?」
アニメだけど、人生の本質に触れるような、そんな深さがある作品です。
疲れているとき、悩んでいるとき、ちょっと泣きたい夜にぜひ観てほしい。
■ まとめ:今この瞬間を、大切に
『葬送のフリーレン』は、「死」や「別れ」をテーマにしていますが、
それは決して暗くて重たい話ではありません。
むしろ、**「生きるとは何か」**を優しく、静かに教えてくれる物語です。
かくいう、へぃへぃ。自身、フリーレンの言葉に何度も救われました。
「いつかじゃなくて、今をちゃんと生きなきゃダメだよ」
子どもとの時間、自分自身の時間、すべてかけがえの無い時間です。大切にしていきたいですね。
アニメに詳しくない方でも、きっと心に残る作品になるはずです。
ぜひ、あなたもフリーレンたちの旅に触れてみてください。
感想や共感ポイントがあれば、ぜひコメントで教えてください!
一緒に「今を大切にする」きっかけを分かち合えたら嬉しいです。
へぃへぃ。でした。