そうだ、節税しよう!
「働けど働けど、手取りが思ったほど増えない…」
そんな風に感じたことはありませんか?特に子育て世代のサラリーマンにとって、税金と社会保険料の負担は大きく、収入が増えても可処分所得(自由に使えるお金)があまり増えない現実があります。
今回は、年収ごとにどれくらいの税金を支払うのか、そして子育て世代が実践できる節税対策について考察します。
年収ごとに支払う税金の目安(独身・扶養なしの場合)
※概算のため、実際の税額は控除や自治体によって異なります。
年収(万円) | 手取り(万円) | 所得税(万円) | 住民税(万円) | 社会保険料(万円) |
---|---|---|---|---|
300 | 約240 | 約5 | 約13 | 約42 |
500 | 約380 | 約12 | 約25 | 約83 |
700 | 約510 | 約24 | 約37 | 約129 |
1000 | 約700 | 約55 | 約65 | 約180 |
1500 | 約1000 | 約120 | 約100 | 約280 |
2000 | 約1300 | 約200 | 約140 | 約360 |
「年収700万円くらいあれば余裕があるはず…」と思いきや、実際の手取りは約510万円ほど。年収の約30%~40%が税金や社会保険料として差し引かれます。まじか。。。
特に子育て世代は、住宅ローンや教育費などの支出も多く、「思ったよりお金が残らない!」と感じることが多いかと思います。近年では昇給しても、その分新たな税率upで手取りが増えない現象が起きているサラリーマンの方も多いことと思います。
サラリーマンが支払う税金の内訳
1. 所得税(国税)
- 累進課税方式(収入が高いほど税率が上がる)
- 給与から天引き(源泉徴収)され、年末調整で精算
- 基礎控除(48万円)や扶養控除を活用すると負担が軽くなる
- 税率の目安
- 195万円以下:5%
- 195万円超〜330万円以下:10%
- 330万円超〜695万円以下:20%
- 695万円超〜900万円以下:23%
- 900万円超〜1800万円以下:33%
- 1800万円超〜4000万円以下:40%
- 4000万円超:45%
2. 住民税(地方税)
- 前年の所得に対して課税(例:2025年の住民税は2024年の所得に基づく)
- 税率は一律10%(都道府県4%、市区町村6%)
- 均等割(5,000円前後)が別途課税される
3. 社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)
- 会社が半分負担してくれるが、年収が上がると自己負担額も増える
- 健康保険料率(約10%)、厚生年金保険料率(約18%)、雇用保険料率(約0.6%)
- 厚生年金は将来の年金額に影響するが、支払い負担は重い
子育て世代ができる節税対策!
1. ふるさと納税を活用
- 実質2,000円で住民税を軽減できる
- 食品や日用品を選べば家計の負担を減らせる
- 住宅ローン控除と併用する場合は、控除額を計算して上限を超えないように注意
2. iDeCo(個人型確定拠出年金)で所得控除を活用
- 掛金が全額所得控除の対象
- 60歳まで引き出せないデメリットはあるが、老後資金を積み立てながら節税できる
- 年収700万円なら、年間8~12万円程度の節税効果が期待できる
3. NISAを活用して投資の税負担を軽減
- 投資の利益にかかる20.315%の税金が非課税
- 長期的な資産形成に適している
- 2024年から新NISA制度がスタートし、非課税枠が拡充
4. 配偶者控除や扶養控除を見直す
- 配偶者の年収が103万円以下なら**配偶者控除(38万円)**が適用
- 子どもが16歳以上なら**扶養控除(38万円~63万円)**が適用
- 収入の調整次第で税負担を抑えられる
5. 副業収入の経費計上を活用
- 副業でかかった経費(PC購入費、通信費など)を経費として計上
- 青色申告を活用すれば最大65万円の控除
- 事業所得として計上することで、トータルの税負担を軽減
まとめ:賢く節税しながら手取りを増やそう!
サラリーマンの税負担は大きいですが、正しい知識を持って対策すれば、手元に残るお金を増やすことができます。
✔ 年収が増えると税金・社会保険料の負担も増加するため、手取りが伸びにくい
✔ ふるさと納税、iDeCo、NISAを活用して節税対策を実施
✔ 副業や配偶者控除をうまく活用すれば、税金を抑えつつ家計を助けられる
「税金ばかり取られてツライ…」と嘆くのではなく、賢く節税して、子育てや将来のためにお金を活用する方法を考えましょう!
改めて調べていくと、分かったつもりで理解出来ていないことが多いこと多いこと。。。まだまだ頭に落とし込めていない部分もあるのは内緒です。笑
義務教育で教えるべきぢゃない?って本気で思います。
へぃへぃ。でした。
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